「ホームメイドのスキンケア　手作り石けんと化粧品」山本 淑子 (著)

写真と文のレイアウトのバランスが悪いので読みにくい！
写真の上から字をかぶせているページとか、
もうちょっと配慮して欲しいです。
少ないページの中で内容を無理に詰めている感じ。
グリッドとかちゃんと整理して下さればもう少し読みやすいのに…
文字を黒く大きくすればいいってもんじゃないですよ(^^;
内容はそれほど悪くないと思うですが、
構成で第一印象かなり損している印象を受けました。
2004年発行なのですが、デザインが古臭く感じてしまうのも残念。

ミキサーを推薦している所が珍しいですが、
それについてもうちょっと詳しく注意書きをした方が好ましかったかな。
本には「石けん専用にして下さい」とか記載されていません。
「こういうミキサーがいい」とか「取り扱う際にはこんな所に気をつける」
って、書いてくれなきゃ、初心者はこれが普通って思っちゃいますよ(^^;
泡だて器でも作れるレシピなのでレシピ自体には問題ないと思います。
ページ数の割にはレシピ数も多いです。
透明石けんの作り方とかも書いてありますし。
ただ、レシピに対する効能や説明があっさりしすぎて
ちょっと物足りない。
全体的に浅く広くって感じです。
唯一見易くて参考になりそうだったのは、精油の効能一覧表でしょうか。
でも、これも他のレシピ本にはありますからね(^^;
一通り石けん作りを経験した人が、レシピ参考に読むにはいいのではないでしょうか。
初心者には向きません。
もっと注意書きや説明をきちんとした本から入った方が安全です。

人気ブログランキング参加中

「手づくり石けん＆コスメ」山口美帆（著）

タイトルの通り、手づくり石けんと手づくりコスメについて、
半々に書いてあります。
なので、手づくり石けんについてトコトン知りたい人には
少々物足りないかも…
しかし、使う道具や材料についての基本的なところはしっかり押さえてあるので、
初心者でも安心して使える１冊だと思います。
オプションについての説明などは、これから作る人には楽しく読めそう。
個人的には、オリーブオイル（エキストラ、ピュア、精製）
についての比較が一番勉強になりました。
石けんとして作った場合の比較が掲載されていて、とてもわかりやすい。

ただ、クリームを作るのに、乳化ワックスを使うのは…
どうかな～と思いました。
確かに油と水を混ぜるとなめらかにはならないものですが
（手づくりの場合）、
せっかく手づくりで肌にいいものを作るのに、
わざわざ界面活性剤使うのはどうなのかな～…と。
まだ私も勉強不足なので何ともいえないのですが、
使い心地よりは肌当たりを重視に考える人は
こういったのは使わないんじゃないかな？

人気ブログランキング参加中

「石けんのレシピ絵本」前田 京子 (著)

手作りソーバーで有名な前田京子さんの、カラー写真中心の本です。
他の石けん本はテキスト中心だったのですが、
こちらは完全に写真中心。
表紙のように素敵な石けんの写真やレシピがたくさんあります。
「絵本」とありますが、写真がメインという事で、
児童向けというわけではありません。

チョコレート石けんや、母乳石けんといった
変り種の石けんが大目で、それにまつわるエピソードとレシピが掲載。
透明石けんのレシピもありますが、
マイナス部分もしっかりと書いてあるのが前田さんらしいです。
（見た目は美しいが、手間がかかる割りに肌当たりが強い）

中級者から上級者向け。

人気ブログランキング参加中

「お風呂の愉しみ」前田京子　著

有名な手作りソーバー、前田京子さんのエッセイ本です。
テキスト中心で、写真もモノクロが数点あるだけですが、
読みふけってしまいます。
手作り石けんのレシピ以外に、基礎化粧品や練り香水のレシピも掲載。
前田さんの本のいい所は、使用されるオイルやレシピの効用を
細かく書いている所。
「なぜこの配分でこういう組み合わせなのか」と、
納得いく説明で、レシピ使用のエピソードなども書いてありますので、
安心感があります。
どのレシピも簡単でシンプルなところも嬉しい。

前田さんはオリーブオイルがメインのレシピが多く、
牛脂は使わないのですが、
その理由もこちらの本に書いてあります。
（牛脂は毛穴をつまらせる？の疑問については
コチラにも詳しく書いてあります）

石けんレシピは他の石けん本と重複する内容ですが、
半身浴につかりながら読むにはうってつけのエッセイ本です。

人気ブログランキング参加中

「オリーブ石けん、マルセイユ石けんを作る」前田京子(著)

手作り石けん関連のコミュやブログで大絶賛のコチラの本。
図書館にあったので早速借りてみました。

すごい！
材料から作り方まで細かくわかりやすく書いてある！

基本となる「オリーブ石けん」作りから始まり、
「マルセイユ石けん」「最高に贅沢な石けん」、
そして変わり石けんのレシピが掲載。
初心者はオリーブから始めて、
慣れてきたら応用の石けんが作れるような過程になっています。

使う材料も非常に細かく記載されています。
オイルの効能や、
どういったものを選んだ買ったらいいのかとか、
どこで購入するなど、初心者にもわかりやすく書いてあります。

中級者向けには、石けんの香りや色づけの応用レシピがあったり、
上級者向けには、石けんの締めるオイルの割合などが便利。

初心者から上級者まで活用できる良書！
コレは１冊手元に置いておきたいカモ…

ただ本のサイズがB5版と、ちょっと大きい所が残念。
ハンドブックサイズが良かったんですけど、
そうするとページが増えて余計使いづらくなるからですかね？
フルカラーで約110ページ。